せっかくの大事な革靴に忍び寄る天敵・・・・・その名も「カビ」。
それも、高品質な革に限って生えてくるため、気づけば全体が真っ白になっていることも少なくありません。
そこで本記事では、革靴のカビを根元から撃退する対処法&予防策を徹底解説いたします。
カビの『対処法』
- 水洗いは絶対にNG!
- 乾いた布・皮革用除菌スプレーを使用
- クリームを塗って栄養を与える
カビの『予防策』
- 履いた後はすぐにしまわない
- 下駄箱の中も常に除菌しておく
- 保管の際は必ず木製のシューキーパーを使用
よりくわしい手順について解説していきます。
ちなみに、もはや自分ではどうしようもないほどのカビ・汚れが付着してしまった場合は、靴洗い専門のクリーニングを利用するのも1つの手です。
色落ちの補色加工なども、すべて職人が1点1点手作業で行ってくれるので安心ですよ。
革靴にカビが生えてしまう3つの原因
カビを効果的に対処するには、やはり原因究明こそが最大の近道。
そこで、一体どんな要因によってカビが生えてしまうのか、解説いたします。
その1:履いた後の汗による湿気
特に夏場だと、どうしても避けられないのが汗によって発生する湿気。
やはり、湿気はカビの大好物。
汗によって、白カビ・青カビなどの色々な菌が繁殖してしまいますし、
・革の劣化を急速に速めてしまう
・他のスニーカーからの色移りの原因
・全体的な型崩れ
といった悪影響を与えてしまいます。
その2:革素材自体がカビのエサになっている
天然皮革(本革)とはすなわち、動物の馬の皮膚をはいで使用しています。
もはやお分かりの通り、
これが、レザーの悲しい現実であり、デメリットの部分。
カビのご褒美にしないためにも、徹底したお手入れが重要になります。
その3:下駄箱内の湿気
下駄箱というものは、通常たくさんの靴を保管しておくもの。
1足だけならば、そこまでの湿気も発生しないのですが、
例えば汗が染みついた靴や、雨の日に履いた靴がそのまま何足も保管されていると、尋常ではない湿気を生み出す原因になります。
末永く一生モノとして愛用していくためにも、ほど良い喚起と、除菌が重要です。
また、スニーカーや革靴における汚れの落とし方・手入れ方法の解説はこちらの記事をどうぞ。
誰でも超簡単!スニーカーの洗い方を徹底攻略【洗う頻度・使うべき洗剤・最適なクリーニング方法】
いきなりですが、あなたに質問です。 『大事なスニーカーが汚れてしまったとき、あなたはどの洗い方がベストだと思いますか・・・??』 スニーカーの洗い方一例・石けんと重曹で洗う・洗濯用...
革靴のカビをご家庭で落とす方法・手順・使用する道具
まず、カビを落とす際に絶対にNGな方法は、ズバリ水洗い。
水気はカビにとっての大好物であり、結果的にさらに栄養を与えてしまう、ということにもなりかねません。
また、決してカビは水洗い程度で簡単に落とせるものではなく、レザーの表面に巣食っている生き物である、ということもイメージして頂きたいポイント。
つまり、素材の中まで侵食しているわけではないため、表面をしっかりと専用の薬剤を使いながらこすっていく必要があります。
そこで使用するのが、
革靴におけるカビ落としの必須アイテム
✔柔らかい布
✔皮革用除菌スプレー
✔栄養クリーム
✔クリーム塗布用ブラシ
の4点セット!
レザーに傷をつけないためにも、柔らかい布は欠かせません。
洗浄能力が強すぎるため、色落ち・素材を痛める原因に。
そこで必須なのが、皮革用除菌スプレー。
カビ落としの効果を持っている、専用の除菌スプレーです。
そして仕上げに使用するのが、栄養クリームと塗布用の専用ブラシ。
革の表面にしっかりと栄養を与え、ツヤを取り戻す作業に使用します。
具体的な手順としては・・・・・
カビ落としの手順
①布に皮革用除菌スプレーをまぶす
②全体的にしっかりと磨いていく
③磨き終わったら少し乾燥させる
④栄養クリームをブラシで塗っていく
という簡単4ステップ!
カビの程度にもよりますが、約20~30分ほど時間があれば作業は完了します。
ただし、
あまりにひどいカビの場合は、ふき取って落とすこと自体が難しい場合もありますので、その場合は無理せず専門の業者に頼んでみることをおすすめします。
素材を痛めてしまう原因や、色落ちしてしまう可能性もあるため、プロにお任せするのが吉です。
革靴のカビを未然に防ぐ3つの予防策
続いて、しつこいカビを未然に防ぐ、予防策についてご紹介いたします。
その1:帰宅したら直す前に乾燥させる
革靴を履いて帰宅したら、すぐに下駄箱へ直すのではなくまずは乾燥させましょう。
皮革用除菌スプレーを軽くふって、ドライヤーを弱風で浴びせる方法がベストです。
✔染み込んだ汗
✔雨で濡れた水気
などの、カビの原因となる湿気を吹き飛ばしましょう。
ささいなことかもしれませんが、こういった日頃の積み重ねこそ、革靴を長持ちさせられるかどうかの境目になってきます。
その2:下駄箱内を定期的に除菌しておく
2~3ヶ月に一回は、下駄箱内の靴をすべて取り出し、中を除菌して乾かすことをおすすめします。
革靴も人間と同じく「生き物」だという認識が重要で、ほど良いリフレッシュが重要なのです。
部屋用の除菌スプレーを下駄箱内に吹きかけ、雑巾などできれいに拭いておきましょう。
カビというものは、人間に例えるならば病気と同じような現象で、革素材に何らかのストレスを与えてしまっているということ・・・。
まるで我が子のようにかわいがってあげると、必ずや微笑み返してくれますよ。
その3:保管の際は必ず木製のシューキーパーを使用する
革靴の保管には、必ず木製のシューキーパーを使用しましょう。
ここで最も重要なのが木製のタイプを使用することであり、その中でもレッドシダー製がおすすめです。
レッドシダーとはアラスカで採取できる高級木材のことで、
革靴にとって非常に大きなメリットをもたらしてくれます。
すべて1本の幹から加工して製造しているため、壊れにくく、長期間に渡って使用することが可能です。
意外にも手軽な値段で購入できる、持っておいて損のない必須アイテムが、木製シューキーパーです。
また、その他のおすすめシューキーパーを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
愛用の1足を徹底ガード。おすすめシューキーパーブランド3選!【防カビ・脱臭・型崩れ防止】効果に優れた木製アイテム
突然ですが、あなたに質問です。 『愛用の一足を使用後、そのまま靴箱に放り込んではいませんか・・・?』 もしそれをやっているならば、大事な靴やスニーカーの劣化を早めてしまう大きな原因...
新品同様に復活!靴洗い専門のリネットへお願いしましょう。
という場合には、靴洗い専門のクリーニング屋さんへお願いするのも1つの手です。
靴洗い専門のリネットなら、すべてを職人による手洗いでクリーニングし、様々な加工を施してくれます。
色落ち部分の補色加工や、クリームの塗布など。
カビ落としだけでなく、まるで新品同様に復活させてくれます。
革靴のみならずスニーカーなど、さまざまな種類の靴を洗ってくれますので、ぜひ利用してみてください。
愛用の一足を、まるで購入当時のように蘇らせてくれる、優れたサービスです。
まとめ:革靴のカビは日頃の愛情不足に他ならない。
常日頃から革靴への手入れを欠かさず行っていれば、決してカビが生えることはありません。
素材的にも非常にシビアな性質を持っているため、
カビの予防法
✔日焼けさせない
✔湿気の管理
✔クリームで栄養を与える
✔シューキーパーを使用する
以上を押さえておくのがポイント。
大事な1足を、カビから徹底的に守り抜いてあげましょう!
より便利で簡単にカビを落とし、新品同様に復活させたい!という方は、クリーニングを利用してみてください。
思い入れのある1足を、新品同様ピカピカに仕上げてくれます。
たった5分!スタンスミス レザーの超簡単なお手入れ方法を徹底解説【リムーバー・水洗い厳禁】
アディダスが誇る世界で最も売れたスニーカー、スタンスミス。王道から―であるホワイトは・・・・・ もちろん天然皮革であるため、水洗いは厳禁です。そこでおすすめなのが、 &...
【Love-KANKEI シューキーパー/ツリー レビュー】高級レッドシダー製の消臭・除菌・乾燥機能に優れた最強アイテム!
きっと誰もが持つであろう感情であり、決して忘れてはいけない靴への「愛」でもあります。そして、その想いを叶えるべく開発されたAmazonベストセラー1位の最強アイテムが・・・・・...
愛用の1足を徹底ガード。おすすめシューキーパーブランド3選!【防カビ・脱臭・型崩れ防止】効果に優れた木製アイテム
突然ですが、あなたに質問です。 『愛用の一足を使用後、そのまま靴箱に放り込んではいませんか・・・?』 もしそれをやっているならば、大事な靴やスニーカーの劣化を早めてしまう大きな原因...
女子ウケ最強ローファー!おすすめブランドランキング5選~紳士的なモテる履き方・コーデを徹底解説~
フォーマルな装いで、紳士的な足元を実現するアイテム、ローファー。 ✔素足で履いてみたり・・・✔フットカバーと合わせたり・・・✔長めの靴下と合わせてみ...
【Dr.Martens タッセルローファー レビュー】チャーミングで高級感抜群な厚底レザーシューズ【サイズ感・柔らかな履き心地】
イギリスの人気No.1レザーシューズブランド、Dr.Martens(ドクターマーチン)。紐付きの3ホールタイプが定番のブランドですが、 甲の部分にタッセルと呼ばれるファーをデザイ...
最後までご覧いただきありがとうございました。